リモートワークで増加中の「腰痛」を和らげるツボ【セルフお灸】

女子を悩ます便秘、頭痛、PMS、むくみ、冷え、腰痛、不眠、プチうつ、etc。

病院に行くほどじゃないけど地味にツライこんな不調、あなたは抱えていませんか?

こういった症状には、自宅で簡単にできてしかもお金もあまりかからない「セルフお灸」が効きます。

今回は、「腰痛」を取り上げます。

リモートワークで増加中の「腰痛」

コロナ禍もとうとう3年目に突入。

私の周りでは、

「もうセミナーとかも全部オンラインでいいよね~、」

「会社に行くのも週に一度で十分!」

などという声も聞かれます。

私個人的には、他者との気の交流がオンラインだと難しいので、それに鬱なども増えるし、ある程度のリアルな交流は欲しいなと思っております。

そんな中で増えているのが腰痛を訴える方!コロナになってから体感的に腰痛のご相談は1.5倍くらいに増えているような…。

実際のオフィスだと何か物を取ったり、コピーやお茶などで立つ機会があっても、家だと全部セットしてしまうと本当に席を立たないという方も多い様。

この腰痛、怖い病気が隠れていることもあるので、あまりに強い痛みが長期間にわたり続く場合は病院や治療院へ行かれてくださいね。

「急性」と「慢性」の2種類ある

病気ではなく、生活習慣によって起こっている腰痛を漢方的視点で見ると、「腎」の機能の低下を主な原因として捉えます。

腰は腎の居場所、位置する場所と捉えているのです。

いわゆる「ぎっくり腰」のような、急性の腰痛や背部痛の場合、痛みが強い間はとにかく冷やして安静にすること。

そして、痛みが長期にわたる慢性腰痛の場合は温めて「腎」の機能を改善することが大事です。

腰痛に効くツボ!

セルフお灸を実践する際は、このツボにお灸をすえ、火が消えて冷たくなるまでそのままにしておきましょう。

セルフお灸のやり方についてはこちらから!

「急性腰痛」と「慢性腰痛」の両方

⚫︎崑崙(こんろん)

腰痛、坐骨神経痛(※)に効果的

外くるぶしとアキレス腱の間にある窪み

(※)おしりから足先にかけて痛みやしびれが続く状態のこと

急性腰痛に効くツボ

⚫︎承山(しょうざん)

承山

筋肉の引き攣り(つり)や痛みを緩和

アキレス腱上にあり、アキレス腱とふくらはぎの筋肉の境目

慢性腰痛に効くツボ

⚫︎命門(めいもん)

命門

おへそのちょうど裏側

⚫︎腎兪(じんゆ)

腰に直接働きかけ、痛みを緩和

命門より指幅2本分程度外側の左右

⚫︎志室(ししつ)

命門より指幅4本分程度外側の左右

⚫︎陽陵泉(ようりょうせん)

体を温め、痛みを緩和

膝下から外側に向かって辿る、飛び出した丸い骨の真下(左右)

お灸以外にするといいこと

普段から腰回りを温める腹巻き(特にシルクがお勧め)やホッカイロを使って、腎兪・命門・志室のあたりを温めること。

またニラやクルミ、鮭やシナモン、唐辛子などのスパイスを取り入れることもおすすめです(胃の弱い方はスパイスの取り過ぎに注意してください!)