女子を悩ます便秘、頭痛、PMS、むくみ、冷え、腰痛、不眠、プチうつ、etc。
病院に行くほどじゃないけど地味にツライこんな不調、あなたは抱えていませんか?
こういった症状には、自宅で簡単にできてしかもお金もあまりかからない「セルフお灸」が効きます。
今回は、「頭痛・肩こり」を取り上げます。
肩こり・首こり・頭痛のツボ
リモートワークが増え、運動不足も増え、それに伴って起こりやすいのが肩こり・首こり・頭痛。
・悪い姿勢
・過度のストレス
・冷えなどで筋肉が硬直する
・目の酷使
・生理などで血が不足する
といったことが、原因になりやすいです。
そのため、女性は男性よりも肩こり、首こり、そしてひいては頭痛が起こりやすく、悩まされている人も多いです。
また、体質や季節によって起こることもあります。
自分の体質や、そのときの季節を意識して、セルフメンテナンスをしていきましょう。
セルフお灸を実践する際は、ツボにお灸をすえたら、火が消えて冷たくなるまでそのままにしておくようにしてくださいね。
肩こりのツボ
1.肩のラインがこっている場合
⚫︎肩井(けんせい)
肩の側にあり、ダイレクトにコリをほぐしてくれます。
肩のライン上にあり、首筋と肩先先のちょうど真ん中あたりにあります。
2.首の付け根がこっている場合
⚫︎後渓(こうけい)
筋肉の強張りをほぐしてくれます、肩周りの気血の流れを改善します。
手の小指側の側面。小指の付け根を少し手首方向に辿ると当たる凹んでいるところ。
3.血行不良による肩こりの場合
⚫︎三陰交(さんいんこう)
「慢性的な肩こり」
「マッサージに行くと楽になる」
「目が疲れている」
「生理前にこりが強くなる」
「刺すような痛みがある」
このような場合は、気・血・水の巡りを改善し、体を温める力が回復します。
三陰交は内くるぶしの中心から指幅4本ほどあがったところにあります。
4.冷えによる肩こりの場合
⚫︎風門(ふうもん)
風門は、名前の通り風の門(通り道)で冷風が入りやすいところです。
「首から後頭部がこわばる」
「急に肩がこる」
「温めると楽になる」
「寒気がする」
「首筋や頭にも痛みが伴う」
このような場合は、風門を温めることで、風の侵入を遮り、冷えを防ぎます。
首を前に倒した時に飛び出る骨の下から背骨二つ分下、親指1本半程度外側。左右にあります。
5.ストレスによる肩こりの場合
⚫︎太衝(たいしょう)
「後頭部から肩、背中にかけてパンパンに張る」
「喉がつかえるような感じがある」
「ストレスが多い」
「イライラするとこりが悪化する」
「睡眠障害がある」
太衝はストレス緩和に効果があります。
足の甲にあり、親指と人差し指が交わる少し手前、やや凹んだところ。
首こりのツボ
⚫︎手三里(てさんり)
ここがこると二重顎にもなりやすくなるツボ。経絡全体の流れを改善します。
肘を曲げてできる皺の外側先端から、指幅3本程度指よりのところ。
⚫︎百労(ひゃくろう)
呼吸器の症状や目や頭の痛みに効果的。
首を前に倒した時に飛び出る骨(大椎・だいつい)より指幅3本分上、首の骨の両脇。
頭痛のツボ
⚫︎肩井(けんせい)
筋肉の緊張を解いて、頭痛を緩和してくれます。
肩のライン上にあり、首筋と、片先のちょうど真ん中あたりにあります。
お灸しづらい効果的なツボ
首こりや頭痛は、お灸しづらい場所に効果的なツボがあることが多いです。押すと効果的なツボをご紹介いたします。
-首こりに効果的なツボ-
①完骨(かんこつ)
耳の後ろの少し飛び出した骨の下の窪み
②風地(ふうち)
耳の後ろの出っ張った骨と髪の生え際を結んだ中間あたり、少し凹んだところ
③天柱(てんちゅう)
風地から指2本分くらい下がったところ
-頭痛に効果的なツボ-
①太陽(たいよう)
目尻と眉尻の中間から小指幅一本程度外側の凹み
②風地(ふうち)
耳の後ろの出っ張った骨と髪の生え際を結んだ中間あたり、少し凹んだところ
③百会(ひゃくえ)
両耳を繋いだラインと体の真ん中が交わるところ
④印堂(いんどう)
左右の眉間の真ん中