女子を悩ます便秘、頭痛、PMS、むくみ、冷え、腰痛、不眠、プチうつ、etc。
病院に行くほどじゃないけど地味にツライこんな不調、あなたは抱えていませんか?
こういった症状には、自宅で簡単にできてしかもお金もあまりかからない「セルフお灸」が効きます。
今回は、「二日酔い」を取り上げます。
二日酔いはなぜ起こる?
3月は別れの季節、4月は出会いの季節。
コロナ禍で今年はどのくらい宴会できるのかなぁ…。
(私はもともと少人数で濃い集まりが好きなので、あまり問題ないですが。汗)
お酒を飲む機会が増えるこの時期、ついつい飲み過ぎちゃう人もいらっしゃるのでは?
(私は未だ二日酔い経験なし。父の「酒は飲んでも呑まれるな」の教えに従っております。このまま一生、二日酔い経験はなしで行きたい(笑)。)
漢方的に二日酔いを見てみると、飲酒によって「肝」と「腎」が疲れ果ててしまった結果、起こってしまう現象です。
体内に入ってくる過度のアルコールを解毒、分解するために「肝」はオーバーワーク、多量の水分や塩分は「腎」に過負荷な仕事をさせて悲鳴をあげさせます。
そして「肝」や「腎」で処理しきれなかった余分なアルコールや水分は体内に停滞し、消化を司る「脾」も悲鳴をあげる!
二日酔い、やっぱり体への負荷が高いので、お酒は適量に!が大事。
でも飲み過ぎてしまうことってあるもの。
そんな時はアフターケア、飲む時はおつまみで二日酔い予防!これで行きましょう。
二日酔いに効くツボ
セルフお灸を実践する際は、このツボにお灸をすえ、火が消えて冷たくなるまでそのままにしておきましょう。
セルフお灸のやり方についてはこちらから!
⚫︎魂門(こんもん)
肝(肝臓)の機能を促進します。
肩甲骨の一番下から指2本分下、背骨から約7cm外側(両側)。
⚫︎築賓(ちくひん)
肝(肝臓)の機能を促進します。
ふくらはぎの内側、内くるぶしから指5本ほど上(左右)。
⚫︎中脘(ちゅうかん)
胃のムカムカを解消するのに役立ちます。
おへそから指5本分上。
(火傷しやすいところなので、火を使わないお灸がお勧め)
⚫︎内関(ないかん)
胃のムカムカや吐き気を解消するのに役立ちます。
手首の横じわから、指3本肘方向に寄ったところ。
お灸以外にするといいこと
(1)おつまみを工夫する
⚫︎「肝」を元気にする食べ物、「酸味」のあるおつまみをとる。
(酢の物、マリネ、イカなど。)
⚫︎飲み物を柑橘類を使ったものにする。
(レモンソーダ・グレープフルーツソーダなど。)
⚫︎「腎」を元気にする食べ物、「鹹味(かんみ)」のあるおつまみをとる。
(シーフードや貝類など。)
⚫︎「腎」を元気にする食べ物、「温かい」おつまみをとる。
(2)食事でアフターケアをする
⚫︎余分な水分を排泄する、きゅうりやわかめ、とうもろこしなどをとる。
⚫︎余分な熱を冷ます豆腐や海苔をとる。
⚫︎二日酔いのときは、胃腸も疲労しているので、消化にやさしいものを。
⚫︎貝類(しじみや牡蠣など)は「肝」も「腎」も力づけてくれるのでおすすめです!
(3)和髎(わりょう)のツボを押す
体の新陳代謝を促し、残ったアルコールや水分排泄に役立ちます。
耳とこめかみを結んだ間の窪み。