〈〈 前回の名(迷)言『恋はビタミン。私たちの人生に必要なもの』
この夏は久々に浴衣や甚平を来た人たちを見かけ、日本らしくていいなぁと思います。
インドの田舎ではまだまだ民族衣装のサリーやパンジャビドレスを日常的にまとった女性がたくさんいます。
彼女たちは、いかに肌の露出を抑えながらおしゃれをするか、セクシーに見せるか、とても研究熱心。
男性たちはそのドレスをどう脱がすかしか考えていませんが 苦笑
さて、今日の名言をもって最終回を迎えてしまうこの連載ですが、今回はブッダが悟りを開いた街で、病気の夫に代わり家族を養うオーナーの女性の言葉を紹介します。
働いている方が楽しいわ。
毎日たくさんの人の笑い声を聞いて、
元気になれるから。
インド郊外では、男性の方がはるかに年齢の高い「歳の差婚」や、糖尿病をはじめとした生活習慣病を患う男性も少なくないせいか、女性が稼ぎ手となる家もあります。
今回ご紹介する女性もその1人です。
もともと専業主婦ではありましたが、家族のためにほそぼそとやり始めたチャイと食事を提供するお店がみるみる人気になりました。
それは、料理の腕はもちろん、ちょっと面倒な料理でも、どうにかして期待に応えてくれようとする人柄の良さ、さらに男女ともに惹かれる笑顔や雰囲気が魅力だったのでしょう。
一気に街中の人が(※主に男性)が集まる場所となりました。
男性陣は、自分が結婚してようがしてなかろうが必死に、彼女から気に入られるようにお土産を持ってきたり足しげく通ったりしています。(※奥さんたちに呆れられながら)
店内でも、店主の彼女がよく見える席が人気です。
家族のために毎日懸命に働いている、というと哀愁がありますが、彼女の笑顔は大変さを微塵も感じさせません。本当に働くことが好きなようです。
私たち女性もいろいろな顔がありますが、1人の女性として自立していられる場があると、やっぱり自信のある魅力的な笑顔になってくるはず。そして、周りの人も笑顔になり、いい循環が起きるのです。
今の日本は正直、生きづらいこともたくさんあります。
でも、過酷なインドの環境で生きる女性たちよりは恵まれている部分も多いと思いませんか?
ぜひ、今の生活をとことん満喫しきってみましょう。
-教えてくれた普通のインド人-
Age:
30代
Job:
カフェ兼食事処のオーナー
Family:
夫、子ども
Character:
いつも元気で明るい女性。笑顔がチャーミングで働き者なので、町の男性のアイドル的存在。(※みんな無理やり用事を作って会いに来る)
これまでの一瞬で元気になる『普通のインド人の名言』はこちらから読めます。
編集後期
この連載の裏テーマは「異文化交流」でした。
「ありがとうをあまり言わない(迷惑をかけ合うのは当たり前)」
「結婚式当日に結婚相手と会う人もいる」
「不倫が罪だという概念がない」
「恋愛話が大好き」
「歌って踊るの大好き」
などの日本にはない文化に、驚かれたり二度読みされたりした方も多いのでは?
でも今書いていて気付いたのですが、江戸時代くらいまでの日本の文化って、そんな感じでした、、よね?!笑
ちなみに私が一番好きな名(迷)言は『恋はビタミン。私たちの人生に必要なもの』です。教えてくれたマダムからは、あのプリヤンカ・チョープラのエネルギーを感じます。
ぜひ、皆さんのお気に入りも教えてくださいね。
▼栃久保奈々先生インタビュー
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