〈〈前回の名(迷)言 『手をかけたものは、子どもでも、牛でも、魚でも、みんな元気になる』
今回もインドツアーでの1コマをご紹介できればと思います。
私のツアーに参加してくださる方の半数は、既婚者です。
と言っても、会社の研修だったり、お仕事の関係でお休みが取れなかったりと、ご夫婦でいらした方は1人もいません。
だからでしょう。
「夫婦間での悩み相談」などもツアー中によく出てきます。
相談相手は日本人だったり、インド人だったり。
ちなみにインド人は恋愛話や結婚生活の話が大好き。
政治か恋愛、ビジネスにしか興味がないんじゃ、、思う時があります(苦笑)。
そのため、そのような相談ごとには目を輝かせて話を聞いてくれます。
日本人とインド人の恋愛観や結婚観は、共通していることもあれば全く違うこともたくさんあります。
その背景には、いまだにインドの郊外では結婚相手は「親が決めるお見合い」が多いこともあるでしょう。
お見合いと言っても、実際に会えるのは結婚式当日であることがほとんどです。
彼らは好きな人ができても、基本的には「信仰」や「カースト」が違う相手と結ばれることはありません。
でも、彼らは結婚相手をとても大事にします。
3人に1人が離婚していると言われる日本とは打って変わり、インドでは離婚が珍しい出来事です。
その理由は、
「神様が決めたことだから」。
神様が決めた相手を大事にすることが義務であり、大事にすると決めると本当に大事に思えてくるそうです。
名言を話してくれたインド人の男性は、「なんで好きでもない人と結婚しないといけないんだ」と、最初は結婚に憂鬱だったそうです。
でもいざ一緒に暮らしてみると
「笑顔が可愛い」
「家事を頑張ってくれている」
「わがままを言わない」
「いつも身綺麗にしている」
など、どんどんいいところが目に入ってきたそう。
彼には今、かわいい盛りの男の⼦と⼥の⼦が1⼈ずついます。
もちろん、夫婦の仲は今でもばっちりとのこと!
インド人は口をそろえてこう言います。
『日本人は釣った魚に餌をやらなすぎる!お互いに選んだのに。
だから夫婦がうまくいかなくなるんだ。
結婚してからが大事。
愛を増やしていかないと!」
私たち日本人も、彼らの愛の深さを見習わないといけないですね。
-教えてくれた普通のインド人-
Age:
30代半ば
Job:
ガイド兼農家
Family:
父、妻、息子1人、娘1人、お兄さん夫婦と同居中
Character:
インド人もびっくりするほど細かくて真面目。1ルピー(約2円)のずれも許さない。でも、ガイドが時々適当でいろんな人から叱られる。料理と歌と踊りが上手。それ以上に子どもの扱いが上手。
▼栃久保奈々先生インタビュー
『14歳からパラレルキャリアで活躍する「栃久保奈々」のモットー。』
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