真中美和［パートナーシップカウンセラー］
こんにちは、Windys編集部です。
全6回で終了予定だったこちらの連載。ありがたいことに、当初想定していた以上のご相談や反響をいただいております。相談者様のお気持ちにできる限りお応えしたいという「真中美和」の想いをうけ、特別にあと2回、延長する運びとなりました。最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。
さて今日は、「再婚をしたいけれど彼のご両親がなかなか会ってくれない」という、Sさん（44歳）からいただいたお便りをご紹介します。
Question
はじめまして。いつもブログを拝見しています。
私達はバツイチ同士(子連れなし)のカップルです。
私は長年の別居を乗り越え昨年1月に、彼は5月に離婚しました。お互いアラフォーです。
夏にマッチングアプリで知り合って、とても居心地がよく、お互い大切な存在だと感じており、婚約しました。
なぜ、すぐに結婚しないかというと、彼のご両親が早すぎるとおっしゃっています。
付き合いたてで、再婚するのはリスクがあるというのは、理解していますが、現在ほぼ同棲生活を送っていますが、お互いの存在を必要としています。
彼はご両親の許可を得てから再婚したいので私は待つことにしようと思ってますが、会ってもくれません。ただ、ご両親も反対している訳ではないと言ってくれています。
会ってもらえれば、気持ちも変わるんじゃないかと思っております。少しでも早くご両親に会うためには、どういうアプローチが必要でしょうか⁇
結婚は先でもいいけれど、ご両親には一度ご挨拶をしたいと思っています。それともご両親が会う気になるまで気長に待つべきでしょうか⁇
彼は私の母には何度も会っており、母は再婚に大賛成でいてくれています。この母とご両親とのギャップにも驚いています。
拙い文章ではありますが、ご回答頂けたら幸いです。宜しくお願い致します。
Miwa's Answer
なるほど、そうなんだね。
早く結婚したくて焦る気持ちもわかるんだけれども、結婚を急ぐ理由って何かあるのかな？
そして結婚は先でもいいと言いながら、彼のご両親に早く会いたい理由って何だろう？
ご両親が「早い」と言う理由
でね、彼のご両親がなぜ早過ぎると感じておられるのかは聞かれたかな？
親というのはね、みんな子供の幸せを願っているものなんだよ。あなたのお母さんと同じように、彼のご両親も子供の幸せを応援したいと思っておられるはずだと思います。
つまりね、早過ぎる再婚に懸念を示されているのは、急いで結婚して息子がまた悲しく辛い思いをするのではないかと心配されているのだろうと思うんだよ。
それは、詳しくお聞きしないとわからないけれども、彼の離婚理由が関係しているのかもしれないし、あるいは彼の持っている性格などから、盲目的に突っ走ることを心配されているのかもしれない。
もしくは、彼は5月に離婚してすぐにあなたと出会って速攻で婚約して半同棲してるということなので、彼が離婚で傷ついた気持ちから早く楽になりたくて、盲目的にあなたに夢中になっていると懸念されているという可能性もあるかなと思います（私もその懸念はあるような気がします）。
「いやいや、そんな浮かれた気持ちじゃなくて、もう十分にお互いのことはわかっているし、その上でお互いを本気で必要としているんだ！」と思われると思うんだけどもね、それこそが「お花畑」です（笑）。
まだお互いのこと、実際ほとんど知らないよ。何十年と夫婦になったところで、わからないことなんて山ほどあります。「わかってる」つもりでいること自体が、「わかっていない」ということなんだと気づいておこうね。
「必要としている」は危険なサイン
そしてね、Sさんの「お互いを必要としている」という言葉自体が、とても危険な匂いがするのね。
一緒にいるとお互いの心の穴が埋まる気がして、相手を強く求める気持ちが出ている可能性が高いかなと思います。←この私の言葉は、今のSさんの心は素通りすると思うんだけども（笑）大事なことなので書きました。
でね、彼のご両親は反対はしていないということからも、あなたがダメだって言ってるわけじゃないんだよ。だけど、そのお花畑な頭で判断することにブレーキをかけたいの。あなたに会ってしまうと、きっと「いい子だな」って思うだろうし、そうなると反対しづらくなるから、だからあえてまだ会わないと言っておられるんじゃないかなと推察します。
彼との関係が、ずっとこれからも永く続くものだと信じているなら、ゆっくり進んでいこう。むしろ、急ぐ必要なんて1ミリもないでしょう？
そうして、「あぁ本当にこの二人なら大丈夫」って感じてもらえる二人になったら、きっと心からの祝福で応援してくださると思います。
それまでは、安心して二人で関係を深めていけばいいよ。応援しています！
編集部より大事なお知らせ
連載当初にアナウンスしておりました「インスタライブ」ですが、真中美和とも議論した結果、相談者様のご相談に誤解なくしっかりお応えするには「文章」の方が適切だと判断したため、見送ることといたしました。楽しみにしていてくださった方には、大変申し訳ございません！今後、別の機会に皆さまへ動画等でお会いできることもあるやもしれませんので、またその時は、改めてご案内させてくださいませ！
次回、最終回は、4月25日（木）9時にお届けします。どうぞお楽しみに！
