絶対に負けられない話し合いの意外な結末とは?!【ド素人農家日記】

こんにちは!

Windys運営会社の社長でド素人農家のヒロルです。

わたくし事ですが、

東京から新潟県村上市へ引っ越してはや2年。

村上市と言えば「鮭 さけ」と「酒 さけ」と、

ついでに「人情」と書いて「なさけ」

で有名な町。

参考資料 村上市観光協会HP

そのせいもあってか、

体重が10kgも増えました。

37歳ヒロル 、まだまだ成長期です♪

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ここまでのおさらい。

新たに農業を始めるためには、

最低5反以上(1,500坪)の農地を借りられないと、

スタートできないよ。

という状況でございます。

詳しくは前回の記事を見てください。

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それで、

田んぼを貸してくださる農家さんの所へ、

お願いしに行きました。

最低でも5反

最低死守ライン5反

もし5反借りられなかったら、

農業が始めれない

だから、

絶対に負けられないやつでした。

(ガラガラガラ...扉を開ける音)

『ヒロルです。

マスクしてますが、

顔、覚えてくれてますか?

なんだかんだ言って、

お会いするのは、

まだ、4回目です!

ずうずうしいとよく言われます。

田んぼ、貸してください!!』

『最低5反、

できればお持ちの田んぼ、

全部、貸してもらえないですか?』

『....』

『全部はだめだ』

『だども・・・』

『田んぼ一枚なら貸してやる。』

『ちなみに、一枚って言っても、面積はどれぐらいですか?』

『確か3.8反ぐらいだ』

あれ、5反ない(((;´•ω•`;)))

『全部貸してなんて、ふざけたことを言ってすみませんでした!』

『もう1枚、

もう1枚だけ田んぼを貸してください。

併せて5反、

泣きの1枚お願いします。』

『だめだ。』

\(^o^)/オワタ

3.8反

1.2反足りず、撃沈です。

『おまえさんに貸してやりたいのは山々だけど、

おらたちも稼がねばいけね。

おまえさんに全部貸すと、

おらたち食っていけねえ・・・』

田んぼを貸してくれる農家さんは

80歳を超えてるんですが、

年金だけだとやっていけない。

だから体に鞭を打って、

野菜を作ったり

お米を作ったりして

生活費を稼いでるんだと言うふうにおっしゃってました。

『わがまま言ってすみませんでした。

田んぼ1枚で十分です。

まだ4回しか会ったことがない僕に

1000坪を超える田んぼを貸してくださる!

それだけで十分ありがたいです。』

さすが「人情 なさけ」の町、村上市。

それで私、思ったんです。

田んぼの小作料、いわゆるレンタル代金は、

農業委員会が相場を資料にしてくれています。

だから農家さんに言ったんです。

『こんな赤の他人の僕に田んぼを貸して下さってありがとうございます。

せめて、

田んぼのレンタル代、

相場の最高額にさせて下さい!

恩返しします!』

『だめだ。』

『一番安い金額だ。』

なぜ?!( ゚Ω゚)

『あそこの田んぼは、

小さな田んぼが6枚連なってて、

機械の出入りが面倒だし、

整備がちゃんとされていないから水の調整が難しい。

だから、

小作料は、相場の最低料金だ!!』

さすがにそれはね、

僕も申し訳なさすぎるので、

何度も値上げをお願いしたのですが、

「だめだ」

と念を押されたので、

地域の最低料金で田んぼを借してもらえることになりました。

さすが「人情 なさけ」の町、村上市。

それで、

貸してくれる田んぼ、

正確な面積は3,844平米で

言い換えると、3.84反。

目標の5反まで

あと1.16反足りません。

それで、

農家さんに聞いてみたんです。

『隣の田んぼって、

偶然、空いてたりしないですかね?』

『そういえば隣の田んぼ

使ってないよ。

虫が発生したり、

ネズミが発生したりするから、

毎年、草刈りだけはやってるんだよね

その人紹介してやるわ』

という流れになりました。

ザ・人情 の町、村上市

諦めかけましたが、

まさかの展開です。

お願いしてみるもんですね。

と言うことで、

次回は、隣の田んぼの持ち主に

お願いをしに行きます。

つづく。