〈〈 前回の記事「やりたいこと」で起業するための、シンプルだけど深い話。
「好きなことがわからない(でも起業してみたい)」
「やりたいことがなくて(でも起業してみたい)」
そんなふわっとした相談を受けると、僕は「まだもう少し、ビジネスをスタートするには時間がかかるかな」と思います。
そういうとき僕がアドバイスとして伝えるのは、とにかく何か興味のあることに、もっと時間を使おう」ということです。
興味のあることを「経験」する
机に座ってうんうん考えたり、電車に乗りながらぼんやり思うのではなくて、興味のあることの「経験」を増やしてみるのです。
既存の製品やサービスをどんどん買って経験してみるのもいいです。
エステが好きなら、エステにいっぱい行ってみる。
関連する本を何十冊も読んだり、どこかにセミナーを受けに行くのでもいいと思います。
人にどんどん紹介して感想を聞くのも面白いですよ。
もしも、セラピーや占いやエクササイズなど、今すぐ人に提供できるものならば、お金なんてもらわず、人にサービスを提供し喜んでもらいはじめたらいい。
とにかく、自分の内から出て、「外側(=世界)」にある何かに触れることです。
やりたいことは「考えつく」のではなくて、「出会うもの」だから。
やりたいことは「考えつく」のではなくて、「出会うもの」だからです。
あとは、のめり込めればいい。
人は、いろいろ経験するうち、自然と何かに深くのめり込むことが出てきます。
本を読むにしても、いろんな本を読めばいいのに、ある分野に偏ってくる。持っているお金は限られるのに、関連商品ばかり買ってしまう。
それでもなぜか「まだ足りなくて、もっとそれを手に入れなければ」と思う。
そうすると、いつのまにか「自分だったらこうやる」というアイデアが生まれてきて、「サービスの受け手」ではなくて「提供側に回りたい」と思うようになってきます。
これが起業の種だと思います。
考えるのは、その後でも遅くありません。
あなたもぜひ、普段の「当たり前の生活」から一歩出て、新しい経験をしてみてください。
興味のあることについての、たくさんの経験を。
好きなことに時間を割くなら、しあわせになれますし、人生が大きく変わる種がきっとその時間の中に眠っています、あなたを待っています。