あなたは「同じ考え方」の裏側に、同じ「感じ方」があるのに気づけますか?
例えば僕はホラー映画が嫌いなので、ホラー映画のタイトルを見ると、背中がゾワっとなって、ブラウザの「戻るボタン」を押します。特に考える暇もなく、すぐ押します。
逆に、アメリカの田舎が舞台のヒューマンドラマが好きで、そういう映画のタイトルを見ると、肌が「ワクワク」となって「いいな」と思い近づきたくなります。(「フライド・グリーン・トマト」や「ギルバート・グレイプ」「リリィ、はちみつ色の夏」がとても好きです)
僕らは「感覚の奴隷」
瞑想をする人や、内観を重視している人は知っていると思うんですが、僕らは「感覚の奴隷」みたいなところがあって、
生活の中で「同じような場面」を見ると「同じ感覚」を感じ、そのあと「同じような考え」を想起してしまいます。結果「同じ行動」を取る。
結構、人生はワンパターンで、
この「同じ感覚のループ」から抜けないと、過去のドラマの再放送みたいな人生を延々繰り返してしまうのです。2年でも、3年でも、10年でも。
身に覚えがありませんか。
無限のループから抜け出すには
僕らの人生は、こういうループに気づきどう出るかが結局鍵なのです。
じゃあどうしたら決まり切った道から、出られるのか。
いろいろなアプローチはありますが、少なくとも「ただがんばるだけ、急ぐだけ」では、抜けられません。
急ぐと視野が狭くなってしまって、ワンパターンの考え方に取り憑かれやすくなる。虜になりがちです。
効果的なのは、急ぐことの「逆」。
たとえば、立ち止まること。深呼吸をすることです。
一度ペースを落として、今までずっと同じ考え方をしてきたことに気づき、新しい感覚にチャンネルを合わせ直す。そして、違った考え方につなげるのです。
で、それには「お休み」が効果的です。
一呼吸をおくことで、同じ考え方を繰り返していることに気づきやすくなる。変化しやすくなります。
ただし、いま、上り調子であればそのままでOK。行けるところまで行ってループが始まったら考え方を変えるサインだと思います。