僕は、クライアントさんたと毎月定期的にミーティングをします。
そのとき、自然と過去の自分の考え方や行動と向き合うことになります。だって、過去何をやってきたかを、僕が聞くから。
すると、話しながら自分の向き合っている問題と直面するようになる。
もちろん、僕から必要な経営の知識をお話しすることもありますし、「こうしていきませんか?」とアイデアを出すこともあります。
自分に気づくほど、変化する
こんな時間がない場合は、「空白・余白の時間」をつくることで、ほっと一息しながら、自分を振り返るのが役立ちます。
特に忙しく仕事をしている「できる人」にほど有効で、
自分に気づくほど、変化が起こるほど、どんどん打ち手を形にするスピードが速くなります。
過去に思い描いたことが本当に形になり、新しい未来が生まれていくんです。
僕はこういう「立ち止まる時間」を意識してとることが、多くの人にとって有用だと思います。
それで提案をしているのが「リトリートの時間を取ろう」ということです。
リトリートは、もともと宗教的な言葉で、普段生活している場を離れ森の中などにいって、静かに神に祈ることを指します。
忙しい日常の中ではせわしすぎて、神を感じることは難しいからです。静かな時間を持つのです。
感じ考える時間
「リトリート・リンク」
それと同じように、月に1度程度、長くても3カ月に1度程度、考えるための時間をとってはどうでしょう。
午前中いっぱい、午後いっぱいくらいの時間を持って、何をやってどんな結果になったのか、見立てはどうあたり、どう外れたのかを考えるのです。
○新しいことをする時間はとれているだろうか。
○その打ち手は、奏功しているだろうか。
○うまくいっていないとしたら、
何を変えたらいいだろう。
○想定と、何が違ったんだろう。
どこに自分の無知が潜んでいたんだろう。
○そもそも自分の考えは、これでいいのかな。
怖いけど、違う考え方をしてみようかな。
僕はこういう「感じ考える時間」に「リトリート・リンク」と名前をつけました。
基本的にはあまり専門用語を使わないようにしているのですが、「感じ考える時間」は、「行動する時間」と同じくらい人生にとって大事なのでわざわざ名付けています。
名づけることで、そういう時間をうまくとれる人が増えますから。
ちなみにわざわざ「リンク」とつけたのは、自分と繋がってほしいから。
今年は、大好きなことをちゃんと仕事にして、たくさんの人に価値を届け、ちゃんとお金を儲けませんか。
そのための鍵は、ループから出て、変化することかもしれません。
ちゃんと感じること、考えることがあなたにとっての成功のきっかけになるのでは。
ぜひ上手な「空白の時間の使い方」をしてください。
おわり