こんにちは。吉井りょうすけです。
今回のテーマは「ビジネスの種」についてです。
先日クライアントさんから、「最近、13坪の家が売れているらしいですよ」という話を聞きました。
「13坪の家」は住宅業界でも異例の「狭さ」です。今までも「安くていい家」はあったけれど、「やすいけど、普通の家」でした。それは「狭い」とは違います。
でも今“おひとりさま”で生きる人が増えてきたことを背景に、「一人で生きる人だって、家を買いたい」というニーズがつくられたのでしょう。新しい「住まいの形」が生まれてきました。(僕も一人暮らしなら、1LDKか、1Rでもいいなと思いますもん)
また、僕の好きな会社に「パタゴニア」があります。アウトドアグッズのメーカーです。
パタゴニアの創業者のイヴォン・シュイナードさんは、粗悪品で一度しか使えなかった登山道具(ピチョン)をみて、「これはもったいない!」と何度でも使える高品質のピチョンを作りました。
他にも彼は、登山者のせいで山の岩壁が削られていくのを見て、心を痛めます。そして、岩を傷めない登山道具を開発したりもしました。
「目の前の課題」を見逃さない
2つの例に共通するのは、まず目の前に「課題」があることです。
そしてそれを解決するためにアイデアを生み、自分のビジネスを作りました。
ビジネスを立ち上げる時の一番の問題は、誰にも必要とされないビジネスを作ってしまうことです。
特に頭の中でばかり考えると、思い込みが強くなってしまいがち。
そこで、「目の前の問題」「目の前の人の困りごと」からヒントを得てビジネスを立ち上げれば、「はじめから困っている人がいる」「本当に問題がある」ところからスタートできる。
いいビジネスがたちあがる可能性が高まります。
完璧な製品やサービスはありません。
世界に目を向ければ、きっと新しいビジネスの種がたくさんあるはずです。