私は旅を通して、
自分の人生をまた濃くすることができたし、
弱っちくてダメ人間の自分が、
またほんの少しだけ強くなれたと思います。
いろんな体験をする。
日常から離れる。
沢山の仲間を作る。
未知のものを知り、
見たことがないものを見、
精神的に成長する。
「旅」はそれ自体が目的であり、
海外旅行するためにお金を貯める!
英語を覚える!とかいう場合には、
目標になったり、夢になったり、
旅することがゴールになったりする。
「旅」に出るというゴールのために仕事を頑張ったりする。
そして旅をしてる最中は、
「めっちゃ命燃やしてるぜ!」
「人生楽しんでるぜ!」的な充実感に包まれる。
旅って本当に素敵。
でも私は、モーレツに思う。
大事なの、
そこじゃない。
旅に行って、いろんなもの見て、
いろんな体験して、
笑って、泣いて、
勉強し、
成長して、
タフになって、
で、
どうしたいの?
ここ。
ここが大事。
旅で感じたこと、
培った感受性、協調性、スキル、
鍛えた精神、サバイバル能力・・・
身に付けたそれらを使って、
わたしは何をしたいの?
どんな人間になりたいの?
どんな人生を送りたいの?
わたしのフォーカスは、
「旅」自体にあったわけじゃなかったんだなって、
帰って来たとき、すごく感じました。
旅だけに言えることじゃない。
例えば美容だってそう。
綺麗になってどうしたいの?
美しさっていう一種の力を使って、
どんなことを成し遂げたいの?
どんな風に生きたいの?
ここが見えてると見えてないとでは、
ダイエットだって、勉強だって、
恋愛だってビジネスだってなんだって、
気合いの入り方も達成のスピードも、
判断や選択の正確さも、
全然違うんじゃないかな。
貧乏性なのかもしれないな。
自分が人生の大切な時間を使って、
沢山お金や労力を使って、
散々人にお世話になって、
優しくしてもらって、
人や自然と遊んでもらって、
写真と思い出だけしか残らないのがイヤなんだと思う。
わたしは旅で強くなった部分を使って、
一日も早く、
少しでも人の役に立てるような人間になろうと思った。