弱いところがあるから、人間は面白い。

日本の女性が、自由に力強く生きていくための珠玉のメッセージをお届けする連載『セドナから自分と繋がるメッセージ』。今回のテーマは「失敗」です。

語り手:セドナのナナさん

聴き手:Windys編集部

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『人間がみんなパーフェクトだったら面白くないだろ?

人間の魅力というのは、弱いところにある。

弱いところや欠点があるから、人間は面白いんだ。

だから、無理に自分の欠点を変える必要はないんだよ。』

15歳の頃、父からこう教わった私は、人間に対する見方が変わりました。

世の中みんな、スーパーマンみたいな人ばっかりだったら面白くないですよね。

完璧じゃないから、面白い。

本当の強さというのは、自分の弱点や欠点を認めることだと思います。

でも多くの人は、完璧じゃない弱いところを、頑張って隠そうとしていますよね。

そもそも、完璧ってなんだと思いますか?

-ミスしないこと。(編集部)

-最後まで自分が思った通りにできたかどうか。(編集部)

「失敗は成功のもと」って、言いますよね。

ミスしないで完璧になるっていうのは、ありえない。

自分のやりたいことがやり通せたとしても、その結果が完璧かと言われれば、自分にとってはそう思えても、他かの人からはそう思われないかも。その逆もしかりで。

完璧って、永遠に続くプロセスなんです。

10を目標に目指している人がいて。でもそこまで行ったら、その先に見えて来るのは20です。

完璧主義の人に完璧はない。

人生は、完璧を目指すプロセスを楽しんで味わっていくものだと思います。

それに、完璧の定義は人それぞれ違いますよね。

ある人は、人に対して赦しの心を持つことかもしれない。

またある人は、1億円稼ぐことかもしれない。

それを目指していくプロセスっていうのが、人生の面白み。

完璧というのはあってないようなもの。実は幻想なんです。

そして、ミスというのは、「こういう風にしたら機能しない」っていう発見であって、間違いではないんです。

要は、「機能しないパターン」が分かっただけ。

「どういう風にしたら機能するのか。」を知るためのプロセスに過ぎないんです。

-過去のミスや失敗から、自分が解放されていく感じがしています。(編集部)

私は子供の頃からドジばっかりしてたんだけど、いつも母が、

「ま、失敗は成功のもとだから!」

って言ってくれてたんです。

「失敗は間違いだ!!」という感じで責められなかったんです。

しょっちゅう、怒られてはいたけど(笑)、最後は「まぁ、失敗は成功のもとだから」に行き着く。そんな環境で育ってきました。

私も子供を育てるときは、プラスチックのお皿とか買わずに、幼い頃から陶器のお皿を使っていたんですね。

割れてもいいいんです。

割れてもいいから、本物を使わせる。

だって割れたら、「割れるものなんだ」っていうのを学べばいいんだから。

-失敗させることは、愛なんですね。(編集部)

つづきます。

これまでのメッセージはこちらから。

【セドナのナナさんの連載情報】

◆「ホピの道を行く

◆「ヴィーガンを考える