自分を生かせば「しごとは最高。」

こんにちは。経営コンサルタントの吉井りょうすけです。いつも読んでくださってありがとう。

先日、映画「わたしは最悪。」を見てきました。

そんなふうに思わなくてもいい"ふつう"の人が『ワタシって最悪』と思っている」のが、とてもよく伝わってきました。

自分を責めるのって、けっこう快感だから癖になりがちですけどあんまり自分を責めるのは、やっぱりよくないですよね。

さて。

突然ですが、あなたは「仕事」にどんなイメージを持っていますか?

「イヤイヤやらなければいけないこと?」

「面倒でできるだけゼロにしたいもの?」

まだまだそういう印象も多いかもしれません。

でも仕事で活躍している人を見ると違う印象を持つと思いますよ。

きっとイキイキしていて、充実しているのを感じるから。

仕事が"息苦しい"本当の理由

僕が思うに、本当のビジネスは自分の才能を生かして社会に貢献し、人によろこんでもらう活動です。人によろこんでもらえた分だけ「気持ち的にも、経済的にも」豊かになれるしくみだと思う。

これは「ビジネスパーソン」も「起業家」も変わりません。

でも「しごとは最悪。やりたくない」と思う人がいるのも事実。

どうしてか。

僕は「自分を生かすこと」ができないとき、仕事が息苦しくなってしまうのではと思っています。

そこで今日は、自分を生かしながら仕事をする3つのヒントをお話します。

もしあなたにピンとくるものがあったら、少しずつ仕事のやりかたを変えてみては?

(1)憩いのある人間関係をつくろう

「上司との関係」

「同僚との関係」

「スタッフとの関係」

仕事にまつわる「人間関係」には、いろいろあります。

その「人間関係」が良くない時、仕事は苦しみを生む場所になります。

ずいぶん前のことですが、友人が「上司が人間的に信じられない」と悩んでいました。

「上にばかりゴマをすって部下のことは考えない。ありゃぁダメだ。信じられん」

延々と話していました。

友人は仕事がイヤなわけではありませんでした。

でも一緒に仕事をする「人との関係」が嫌で、いつの間にか仕事自体が嫌になっている。

僕らは「人が嫌い」なとき、仕事で力を発揮できないんです。

その彼はそれからすぐに転職しました。

仕事ができる人だったので、会社にとっては損失だったろうな。

人間関係は、いつでも大きな問題です。

問題ですが、誰かを変えることはむずかしいかもしれません。

人間関係で苦しんでいるならば、積極的に仕事のどこかに「憩いのある人間関係」を作ってみる努力をしてみてもいいと思います。

そして少しでも余裕が出てきたら、次に話す内容にチャレンジしてみるのがオススメです。

(2)才能を生かして仕事を「自分仕様」にしよう

これはわかりやすいと思いますが、「自分の才能とまったくずれたこと」をやっていると「しごとは最悪。」となりやすいです。

「才能を生かす」というと「自分の才能ってなんだろう?」とか、むずかしく感じる人もいると思います。でも、そこまでむずかしい話ではありません。

よくあるのは、

○「細かい仕事は苦手なのに、経理になった。法務になった」

○「人とのコミュニケーションは嫌い。でも営業やってる」

○「考えるのが苦手なのに、企画っぽい仕事になってしまった」

こんな経験です。

ちなみに僕は「誰かの上に立ったり、下についたり」するのがすごく苦手。

で、自分で経営をしています。

フラットがいい。

それが僕だから、仕方がない。

ただ、会社にいると「自分を生かせない仕事」が割り振られることって、よくありますよね。

一般的に会社はあなたのことをそこまで理解はしてくれません。

社会人なので、割り当てられた仕事はみんなそれなりに頑張るのですが、自分を生かせないと、どうしても大きな成果は出にくくなる。

成果が出ないと、つまらない。

♩「たーめーいきーいろーしたー、かよーいなーれーたーみちー」と、ミスチルが聞こえてくるようになる。

こういうとき鍵になるのは、今やっている仕事を少しずつ「自分仕様」に変えることです。

「デザインが好き」なら、書類のデザインに力を入れてきれいにしてみる。

「人と話すのが好き」なら、誰かの相談に乗る時間を増やしてみる。

実際、会社の中でそういうふうに仕事を発展させた人を、何人も知っています。

残念ながら、会社の中で「誰かが、あなたを生かしてくれる」ことは少ないので自分の仕事を自分でデザインして、人生を救おうとするのはオススメです。

ポイントは、お金や評価にならなくても、やってみることだと思います。

(3)起業の流れを無視しない

会社を辞めて独立をする人は「だんだん起業の流れができてきて」あるときポンっと独立することが多いです。

まるで、神様かなにかから「あなた、そろそろ独立する時期だよ」とお呼びがかかるように、流れができてくる。

「お呼び」がかかっているのにその声を無視していると、仕事や生活が停滞しているように感じると思います。

(流れを無視しつづけていると、ときに病気になったり、事故にあったりして、むりやり新しい道にいくよう促されることもありますから、自分の感覚は大切にした方がいいと思います!)

もちろん、独立したい気持ちが出ても、すぐに独立する必要はありません。

今の時代なら副業をしてみたり、無料でサービスを提供したりして、自分の可能性を広げてみるのは、リスクが少なくていいと思います。

ぜひ独立の気持ちが生まれてきたら、自分の力を「いま生きている安心領域の外で」試してみてください。

人生変わりますよ。

難しく考えないで、リスクを抑えて気軽に、でも真剣にやってみてください。

これからは「人を生かす」新しいビジネスの時代

ここまで「起業家にも、ビジネスパーソンにも」関係ある話をしてきました。

でも、ここからは「起業家のみなさん」に向けた話です。

あなたがもし起業家でせっかく新しいビジネスを作るなら「一緒に仕事をする人の力も生かせるビジネス」を作りませんか?

「自分がやりたいことをやって、力を発揮できるビジネス」を作るのは、最近ではもう当たり前になりました。

その視野を少し広げて「一緒に仕事をする人たち」の自由や意思を考えてみる。

彼女らも人間で、意思や気持ちがある。

仲間が、のびのびと仕事ができるようなビジネスを作るんです。

もちろん世の中には、まだまだ(昭和時代の)古いOSで動く会社の方が多いです。

たとえば、

○スタッフは、社長やマネージャーといった、権力者のいうことを聞けばいい。

 (組織チームに頭はひとつ、残りは手足)

○売上利益だけしか、ビジネスを測る指標がない。

○(結果的に)人間を、機械のような見方で見る。

うーん。ちょっとだけ挙げただけでも、古いですね。

近づきたくない。

スタッフ思いで、気持ちとしてはスタッフを大切にしながらも、アイデアがなくて結果的にまだまだ古いOSで動かしている会社も多いです。

でもこれから、ビジネスは様変わりします。

○もっと人のよろこびが、中心になる。

○スタッフに合わせて、仕事を任せるようになる。

スタッフ一人一人が自立し自分で考え、創意工夫する職場を設計するようになる。

人間を、有機的なひとりの人間として見るようになる(機械的にではなく)

売上利益を大事にする。さらにもっとほかの大事なことを大事にできる。

 (大事なことを大事にするって、変な言い回しですけど)

一緒に仕事をしている人が隣で苦しんでいるのに、自分が気持ちよく仕事ができることはありません。

起業家は、自分のビジネスのすべてを変えられる「権限、力」をもちます。

ビジネス・デザインをできるのが、醍醐味です。

ぜひ、あなたのビジネスにかかわる多くの人がハッピーになれるよう、そんなビジネスを作ってもらえたらと思います。

僕も、素敵なビジネスを増やしたくて、いつもコンサルティングしています。

なにごともチャレンジだと思います!

▶︎吉井りょうすけ先生のこれまでのコラムはこちらから読めます。

▼吉井先生のセールスレターセミナー

「文章が本当に書けなかった私が見つけたとてもシンプルな『文章で売る方法』をあなたに。」