Q.上司の看護師に人格否定をされ腹わた煮えくり返ってます【GIRL POWER】

ここは、3年で1200名以上を"いっぺん"死なせた医師、そして3人の娘の母である暢子(のぶこ)先生の"女子専用"お悩み相談室「GIRL POWER」。

悩んでいても悩んでいなくても、読むだけで自然とGIRL POWERが湧いてきちゃいますよ。

本日の真剣な女子のお悩み

暢子先生、聞いてください。

私は訪問看護の仕事をしています。

先日、訪問先で大きめのミスをしてしまいました。

そのミス自体は100%私の責任なので、申し開きの余地はなく本当に申し訳なかったのですが、上司の言い方に納得が出来ず、はらわたが煮えくりかえっています。

と言うのも、、ミスの報告をしたときに、私の人格を否定してくるような、こんなことを言ってきたからです。

「そもそも普段から声が小さいから、こんなことになったんじゃない?前から気になっていたのよね」と。

今回のミスの内容と、私の声の大きさは全く関係ないことなんです。

なので、ここぞとばかりに、普段から私に言いたかったことを言ってきたのだと思います。私は、こんなふうに無神経に人格否定をしてくる人が、本当に許せないんです。

以前に勤務していた病院でもこの手のことにはよく悩まされていたので「またかよ」と言う感じなのですが、こういう「業務」と「人格」が切り離せない上司への対応は、どうしたらいいと思いますか?

彩音・29歳・訪問ナース2年目

矢印

えーーーーっと。

私にはその発言のどこが無神経に人格否定をしているのか、

わっかりっませーーん!

そして残念ですが、その上司はこれからもずっと変わりません。変わるべきは彩音さんです。

ってなりますよねー

確かに、ミスの内容と声の大きさは全く関係ないかもしれない。

でもちょっと待って。

彩音さんの声が小さいのはその人にとっての事実。人格までは否定していません。

※人格とは・・・人柄。人間性。人間としての在り方。

まず、どげんかせんといかんのは、「業務」と「人格」が切り離せない上司への対応

じゃなくて

誰かの【感想】を【自分の人格評価】に繋げてしまう、彩音さんの思考回路です。

残念ながら、上司が変わっても、職場を変えてもまた同じことが起こります(断言

彩音さんの思考回路が変わらない限りね!

じゃあどうしたらいいか?

「怒り」「寂しさ」「不安」「悲しさ」「消えたい」「またこれかよ」 etc. 感じたくない感情がやってきた時が、実はチャンス。

以下のように、事実感情を分けて考えてみてね。

【事実】
「声が小さいからミスしたのでは?」と言われた

【感情】

①自分でもそう思った

▶︎ボイトレへGO!!

②克服するほどでもない(困っていない)と思った

▶︎終了

③自分では声が小さいとは思っていない

▶︎上司に耳鼻科受診を勧める笑)

事実】
上司に腹わたが煮えくりかえった

【感情】

①その上司には言われたくないと思った

▶︎なんでかな?他の人に言われたらどうだろう?そもそもその上司が嫌いとか?

②声が小さいことを指摘されたのが嫌だった

▶︎じつは普段から気にしていたとか?

③咄嗟に言い返せなかったのが気になっている

▶︎そんな【自分に】腹が立ったとか?

④人格を否定されたと思った

▶︎それってほんとかな?

こんなふうに、①事実と②感情を分けて考えると、一旦、煮えくりかえったはらわたも、すーっと冷めていきませんか?

ではこの文章を、少し変えてみます。

そもそも普段からエラが張っているから、こんなことになったんじゃない?

どうでしょうか?

文章構成、おかしいのがよくわかるでしょう?

そして、声の小ささと人格をつなげた彩音さんの思考回路も、ね?

もしかしたら彩音さんは、自分の声が小さいことがコンプレックスなのかもしれない。

声に限らず、密かにコンプレックスだと思っていることを誰かにふいに触れられた時「あの人ひどい!」って過剰反応していないかなあ?

エラが張っているのを気にしていなかったら、人格否定された!とは思わずに「は?頭おかしいんじゃね?」ってなるだけじゃない?

これぞ真のアハ体験!

こんなふうに一個ずつ自問自答してみてね。

いつもいつも答えが出てくるとは限らないけど、結構自分もやらかしていることに気づきますw(あいたたた

◆これまでの身も蓋もない回答はこちらから。

▶︎暢子先生の「死ぬWS」は女人生の必須科目

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