人の心を動かす秘訣

このWindysというサイトで執筆をしている人たちには、ある共通点があるのを、ご存じですか?

それはみんな「結構忙しくしている、専門家」ということです。

だから本当は「ネット記事を書いてください」といわれても、「忙しいからムリです!」といいたい人が多いのではと思います。

でもなぜか、僕らはこうして文章を書いています。

それは、Windysを立ち上げた高橋ナナさんが、

と、Windys立ち上げの目的を、熱く語ってくれたからです。

実は、高橋ナナさんのこの言葉の中に、人を惹きつけ、心を動かす秘訣が眠っています。

本日お話しするのは、女性の起業家さんに知ってほしい、「人の心を動かす秘訣」についてです。

「目的意識」をまっすぐ言葉にする

目的意識をまっすぐ語る

吉祥寺に、Rue de Ryu(リュー・ド・リュー)というランジェリーショップがあります。

ビルの4階にある小さなお店。ここに、北海道から沖縄まで、あるブラジャーを求めて毎日たくさんの方が集まってきます。

ただ人が集まるだけではなくて、「ぜひ、自分の住む地域でもRue de Ryuの商品を広げたい」と、お客さんが自分の友達たちに声をかけ、日本各地で販売会を主催します。

住んでるところにRue de Ryuを呼ぶんです。それもあってその販売会は、日本中で行われています。

こんな現象、はっきりいって異常ですが、、、こんなことが起こるのは、Rue de Ryuが、「女性の体にぴったりフィットする、オリジナル・ブラジャー」を作ったからです。

Rue de Ryu
https://www.ruederyu.com/

実は、日本には、ブラジャーの「規格」が1つしかありません。

ブランドが違っても、すべてのブラジャーの規格は同じ。背の高い人も低い人も、体の厚みも関係なく、「1つの規格」に自分の身体を押し込めます。

だから、「夕方になると、ワイヤーが食い込んで痛い!」と思いません?男の僕でも、そんな女性の言葉を何度か聞いたことがあります。

「工場で効率的にブラジャーを作るなら、規格は揃えたほうがいいと思いますよ。それはわかるんです。でも、『効率』のために、女性が苦しむのはおかしい」

Rue de Ryuオーナーの龍多美子(りゅう たみこ)さんは、十数年前から

と、「女性の体に本当にフィットするブラジャー」を生み出して女性たちに提供しています。

それでたくさんの人が心を動かされ(救いを求めて?)、女性が吉祥寺に集まってくる。

この「うねりのようなブーム」を巻き起こす原動力は、やっぱり、そのビジネスの「目的」です。

高橋ナナさんが「女性をもっと、風のように自由にさせてあげたい!」といった言葉と同じ。

「なんのために、この仕事をしているのか」を、まっすぐ語った時、奇跡が起こる。

マーケティングの本を読むと「人は、メリットがあるときに動く」と書いてありますよね。もちろん、それも一理あります。大事なことです。

でも、メリットだけが人の心を動かすわけではありません。

僕たちは、大きな「目的」に出会った時に心の奥から共鳴して、惹きつけられて動きます。

そして、共感して動いたほうが、動く僕らも気持ちがいい。共感した時、もうその目的が自分ごとになっているからです。

Point!

つまり「目的意識」が、「人を惹きつけ、人の心を動かす」力の源泉になるんです。あなたの目的意識が、お客さんを惹きつけ、大切な仲間を募ることにもつながる。

電球

人のために何をしたいのか考えよう

人のために何がしたいのか

では、どうしたら自分の目的意識を上手に人に伝えられ、心を動かすことができるのでしょう?

「やり方」はとてもシンプルです。それは、「自分はこの仕事を通して、『人のために、何をしたいのか』」を思い出すだけ。

もちろん、「お金がほしい」「かわいい服を買いたい」「贅沢な旅行がしたい」といった、「自分が『より多くをうけとりたい』という、気持ち」は、これからも大事にしてください。そういう欲は、(仕事をはじめた頃は、特に)がんばる力の原動力になるでしょう。

でも、時間を見つけて、一人になれる場所にこもってください。30分で結構です。

おいしいコーヒーを淹れて、紙とペンを用意して、ほっと一息ついてみます。

そして、少しだけ大人になって

「私は、みんなのために何がしたかったんだろう」

「私は、この世界の、どんな問題を解決しようとしていたんだっけ」

と、自分がやりたかったことの意味を、あらためて思い出します。

それを、手元の紙に書き出して、じっくり眺めてください。

「ああ、そうだ。自分がやりたかったのはこれなんだ」

最初は、あとづけで考えたように感じるかもしれません。しっくりこない、つたない言葉だと思うかもしれません。でも、それでOKです。

「目的」を言葉にしたら、たまに眺めて、長い期間をかけてゆっくりと言葉を磨いていきます。すると「自分」と「言葉」の重なりが、だんだん大きくっていき、いつか言葉が自分のものになります。

そのうち、自然とその言葉が口を突いて出るようになり、周りの人たちへの影響が高まっていきます。

そのとき、ビジネスの流れは変化しているはず。

まとめ

目的意識は、とても強力な「ことば」です。

あなたが何かを成すために、とても役立つ力でしょう。けれど日々の仕事が忙しいと忘れがちで、こんな文章を読まなければ、目が向かないものでもあると思います。

ぜひこの機に、あらためて考えてみてください。

あなたはどうして、その仕事をしているのですか?

きっと人生が変わります。

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