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こんにちは。パートナーシップと性のカウンセラー小野美世です。
恋愛のご相談をお聞きしている中で、よくテーマに上がるのが「重い女」について。
『彼に重い女って思われたくありません。どうしたらいいですか?』
『私、重い女になりやすいんです。いつもそれでうまくいかなくなります』
『軽やかなスマートないい女でいたいのに、執着したり嫉妬したりで、重い女になっていってしまいます…』
etc.
結論から言うと、あなたが「重い女にならないためにはどうしたらいいの?」と思うときにできることはこの2つです。
(1)彼とあなたの"スペース"の差異を把握してみる
(2)自分の気持ちをそのまま見せ「期待」は自主回収する
詳しくお話していきますね。
1.誰にでも"重い"わけじゃない

「重い女は嫌われる」
「重い女は扱いづらい」
「重い女と思われると彼から愛されなくなる」
etc.
そもそも、重い女とはどういう状態を言うのでしょうか?
私自身は、この問いに明確な答えはないと思っています。
ご相談者さんに、自分のどういうところが重いと思うのかをお聞きすると大抵、
「こちらからばかり連絡して、彼から返事がないと不安になってしまうところ」
「もっと私に会いたがってほしいと思ってしまうところ」
「彼の前で泣いてしまい、困らせてしまうところ」
などという答えが返ってきます。
要するに、彼がしてくれていること以上に、自分が彼に期待してしまう、要求してしまうという状況ができたとき、自分を「重い」と思うということですね。
そして状況はさらに進んでいきます。
「これって重いかな…」
そう思って、彼に言えなくなることがあったり、できなくなることがあります。
そんなとき、一度でも彼から「なんかそれ重いね」などのような発言があれば、いっそう彼に「言えないこと・できないこと」が増えてしまうようです。
ここでひとつはっきりさせておきたいことは、彼女がしている行動自体は、彼以外の第三者から見ると「別に重くない」と捉えられることもある点です。
全ての人にとって重いわけではないのです。
彼女と彼の間でそうなっている、ということですね。
2.彼にとって重くなる理由
では、どうして、「彼にとって」重い女になるのでしょうか。
私からよくお答えするのは次の2つです。
(1)彼のスペースを把握しきれてない

重いかどうかを決めるのは、相手のほうなのです。そしてそれは、相手がこちらに対してどれだけのスペースをあけているかによります。
例えばAさんの彼がAさんに対して3のスペースをあけていたとしましょう。そこにAさんは「もっと会いたい」と5くらいの気持ちを投げました。
きっとこれは彼にとっては「なんか気持ちが強すぎる」と捉えられるかもしれません。
でも例えば、彼がAさんに対してあけているスペースが10くらいだったらどうでしょうか。Aさんが投げた5の思いは物足りなく感じられるかもしれませんよね。
となると、彼のスペースがどのくらいあいているのかを把握して、彼の反応を期待するときには「スペース以上のものを投げていないか」気をつけてみることはできそうです。
彼があなたに対してもっているスペースは、いつも一定ではなく、仕事の状況だったり、体調や気分によってその大きさも変化すると思います。
大事なのは、大きさはあなたとは違うかもしれないけれど「それをあけてくれていること」です。
(2)自分の気持ちを隠している

Aさんが彼に対してもっている思いは5以上。だけど、彼がAさんに対しあけているスペースはどうやら3くらい。
それが感じられると、Aさんは余る自分の気持ちを隠すようになります。
そして悲しく思うでしょう、「私のほうばかりが彼のことを好きなのかな」と。
このときAさんが隠している気持ちというのは、「彼が好き!」という気持ちです。(基本的には…。)
でもそれを
出しちゃいけないんだ、
隠さないといけないんだ、
迷惑なんだ、
と思っていると、「私が気持ちを出すのを我慢していれば…」という雰囲気がAさんを包みます。
この、「何かを隠しているけど本当は気づいてほしそうな雰囲気」も、彼からは「なんか重いな」と感じるもののひとつになるでしょう。
こんなときには、どうしたらいいのでしょうか。
3.「大好き」を隠さない

上記の場合、Aさんが隠しているのは彼への「大好き!」という気持ちです。
こういうご相談をいただくと、私は、その「大好き!」を「大好き!」という形で彼に見せてしまってくださいとお伝えします。
会いたいなぁと思えば「会いたいなぁ~」という。
好きだなぁと思えば「あー、やっぱり大好きだなぁ」と口にする。
素敵だと思えば、「かっこいいね~」「すごいね~」という。
そして「彼への期待」だけ、ちょっと注意してみるのです。
彼への"期待"は自分で回収する
重くなるのは、彼から何かを受けとりたいという期待があるからですね。
自分から「大好き!」を出せればそれで良し!
と思ってみることはできるでしょうか。
彼への期待を自分で回収するのです。
「会いたいなぁ~!あ、大丈夫忙しいのはわかってるから。そう言いたくなったんだよ~」
「あー、やっぱり大好きだなぁ。こう言えるだけで嬉しい」
彼への気持ちをそのままさしだし、相手の反応は相手のものとしてください。
口に出せるのは大きい
「大好き!」をそのまま表現し、相手にそんなに期待しないというスキルを身に着ける。
これにはちょっとトレーニングが必要ですが、あなたの雰囲気は確実に軽やかになります。
気持ちを口に出せるというのは、それだけ大きい効果があります。
そして、これができるようになるには、自分の機嫌をある程度自分でとれていることが必要です。
ひとつ何かを整えようと思うと、こうして次々に自分にできることが見つかっていきますね。
大丈夫、あなたはまだまだ変われますよ♪
まとめ

自分のことを「重いのかな…」と思う女性は、「大好きが深くなる性質」を持っていると思います。
それがあるがゆえに、彼にも同じ性質をもってほしい、私があけているのと同じくらいのスペースをあけてほしいと思ってしまいますが、そこは変えられないところ。
彼があなたにあけてくれているスペースを大切にしつつ、自分の性質も責めないようにしてみてくださいね。
彼のことも、自分のことも同時に尊重していきましょう。
