今はその気がなくても知って損はない「ビジネスを広げるコツ」

こんにちは!経営コンサルタントの「吉井りょうすけ」です。

今日はどうしたらビジネスを大きく広げられる?の話をしたいと思います。0→1ではなくて5を10にしたり100にしたりするための話です。

きっとこの記事を読む多くの人が「自分の身の丈にあった小さなビジネスをやりたい」と考えているのではと思います。

それでも、ここで書いたことをきっかけに新しい可能性が見える方がいるのではないかと思って書くことにしました。

1.ビジネスを広げる意識を持つ

ビジネスの成長が止まる1番の理由は、なんでしょう?

いろいろ経験してきた結果、一番多いのは「広げることをやめるから」だと感じています。

例えばある人は、お客さんの数が30人くらいになり毎月30万円、50万円もらえるようになると満足して広げる努力をやめてしまいます。

そのあとは(例えば、それがセラピストさんなら)お客さんにセラピーをすることに自分の時間のほとんどを使って、ビジネスを広げることに時間を注がなくなるんです。

でも別の人は、月収が100万円になっても「広げよう!伝えよう!」という気持ちが萎えません。さらにまた別の人は、年商1億になっても、10億になっても広げようという気持ちが変わらないのです。

自分のビジネスを広げようと思うから、「意識」と「お金」と「エネルギー」をかけ試行錯誤をする。その気持ちがあるときだけ、僕らの事業は伸びる可能性があります。

人によって「どのくらいのお金で満足するのか」「どのくらいの規模の事業で満足するのか」は違うと思います。

ビジネスは決して「どこまでも成長するのがいい」わけではありません。その人にとっての適切なサイズがあるものです。

でも広げたいならば、まずは「ビジネスを広げることに、どれくらい時間を使っているのか」を自問自答することが大事です。

2.商品の魅力や市場を見なおす

ビジネスは、あつかう商品やサービスによって「広がりやすさ」や「売上規模」は違います。

一つの例ですが、僕はコンサルタントをしています。で、どれだけ成長を目指したとしても、スマホのキャリア会社のような売上をあげることはできません。そもそも「コンサルタントの市場」と「携帯・スマホの市場」は、サイズが違うからです。

同じように、コンビニエンスストアを経営している人が30店舗経営したとしても、コンビニの本社ほどには売上は増えません。

あなたの商品には十分な魅力がありますか?十分な市場がありますか?

ビジネスを広げるには「成長する商品」が必要です。

僕はクライアントさんをサポートするときに、どんなコンセプトの商品をリリースするのかをよく観察していますし、アドバイスをします。

ニーズのある商品は売りやすいですが、時代の先を行き過ぎていたり、需要がなさそうな商品だと売るのは難しいからです。

ちゃんとコンセプトメイクをしないと、ビジネスを広げるのは大変。

「一歩先の成長」をめざす時に商品のことをしっかり考えるのは、大事なポイントだと思います。

3.マネジメントに目を向ける

マネジメントとは、チーム作り・仕組みづくり・人材育成などのこと。

これまでの経験で思うのは、ビジネスはある段階から「セールスの力がある」ことよりも「仕事の仕組み」や「人を育てるしくみ」を持つことの方が、インパクトを持つようになります。

「処理できる仕事の量」以上には、ビジネスを広げることはできないからです。

僕はビジネスが上手くいくように、経営者がマネジメントについて考えるサポートもしています。

最近は、ただ生産性を高めるのではなくて、「スタッフが充実感を抱き自分らしくいられる会社を目指そう」という方が増えている印象。

関わる人みんながハッピーになれるような「いいビジネス」を作るのは、とても楽しいことだと思います(難しさはあるけど)。

規模の大小に関わらず、ぜひ多くの人に「人間が、ひとらしくいられるビジネスづくり」にチャレンジしてほしいなと思っています。

4.構造拡張に目を向ける

「構造拡張」ってむずかしそうな言葉ですね。四文字熟語だし。でも、内容はシンプルです。

「質」ではなくて「量を増やす」という意味です。

例えばFacebook広告を出して集客している人がいるとします。最初はキャッチコピーを工夫して、宣伝文や写真を工夫して、お客さんに宣伝していきます。こうして「表現の質」を高める努力をします。

で、質がある程度高まったら、次は他のSNSに広告を出したり検索エンジンに広告を出したり、広告の「数」を増やしていくんです。

数を増やすたびに売上が伸びる段階になる。

他にも、東京でビジネスが安定したら、札幌に支店を出したりするのも「数を増やす」打ち手。構造を広げていくと言えます。

数を増やすことができるようになると、質を高める時とは違ったスピードでビジネスが広がります。

でも構造拡張に目が向く人は、多くはありません(あまりスピードが早いと、組織が壊れるので注意)。

ある程度成功パターンが見えてきたら「質」から「数」への視点の転換を行ってください。

世界が広がっていきます。

5.ビジネスの全体に視野を広げる

結局、ビジネスが立ち上がらない人は「セールス」と向き合うことができない人。

そして、ある程度軌道に乗ったビジネスをさらに広げられないのは「セールス+商品の提供以外に目が向かない人」だと思います。

ビジネスが広がる人は視野が広いので、自分のビジネスの「いろいろなところ」に目を向けてビジネスの持つエネルギーがスムーズに流れるようにします。

たとえば、ここまで見てきたように「商品」「伝え方」「マネジメント」「構造拡張」と、段階に応じて自分のビジネスを見る力があります。

正直、「売れる商品と出会うまで、商品の工夫を続ける」ような観点すら失っていることがあります(好きなことを仕事にしている人に多いかも)。これだと手元にあるものを「どう伝えて売るか」しか考えないなら、一番最初の「商品を工夫する」という観点すら失っていることになります。

それから、マネジメントや構造拡張のことを考えると、本当に細かな点まで考える必要があるんです。

たとえば、パソコンの中のフォルダをわかりやすくしておくことで、スタッフさんを雇った時にスムーズに仕事をスタートしてもらえます。

こういうのも、すごく細かいけれど大事な観点です。

視野が広いイメージ、沸きますか?

一気に書くと大変そうですが1つ1つ時期に合わせて取り組んでいけばいいだけです。

でも、今やっている仕事「だけ」をやっていれば、どこまでも伸びるわけではない、ことはぜひ心のどこかにおいておいてください。

まとめ

休日に自分のために1枚ホットケーキを焼くのと、1000枚焼くのとでは違う技術が必要ですよね。ビジネスも広げるためには「立ち上げる」のとは違う工夫が必要なんです。

「ビジネスを広げる」というと、「受けとるお金を増やす話」に聞こえるかもしれません。でもそれ以上に自分が信じたすばらしい商品やサービスをより多くの人に届けることでもあるんですよ。

視点が変わり、一つアイデアが生まれるだけで、ビジネスは大きく変化するものです。

もし良かったら参考にしてみてください!

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