【インタビュー】「ふと死にたい思う時、思い出してほしい」現代の女性たちへセドナのナナが伝えたいこと

こんにちは。Windys編集部です。

みなさん、このニュースを知っていますか?

セドナのナナさんと打ち合わせの際、ふとしたきっかけでこの話題になり、気づけばインタビューをさせていただいておりました。今回はその様子をお伝えいたします。

今、行き詰まっている一人でも多くの女性たちへ届きますように。

Rainbow Bridge

ナナさん:

日本では若い女性たちの自殺が増えていると聞いて、すごく心を痛めています。

女性たちが、「将来に希望が持てない」というようになっているのかなぁと。

--非正規雇用の若い女性たちが、コロナによる経済的打撃をうけ、孤独に追い込まれている可能性があるそうです。

ナナさん:

目先のことだけを見ていると、死にたくなってしまうこともあるかもしれない。

でも私たちは女性は無力な存在ではないんです。

雇ってもらえないとか何とかってことがあるかもしれないけど、そこは視点を変えてみてほしい。

都会に仕事がないのだとしたら、田舎に引っ越して農業に携わってみるとか。それも立派に「生きる」ということです。

なにも都会に事務の仕事がないからって死ぬ必要はない。

--発想の転換が必要ですね。

ナナさん:

自分が今いる場所が苦しくて、仕事もないというのなら、そこにとどまっていなくてもいいんです。

私たち女性は、力強い創造的な力を持っているんだったら、犠牲者になる必要はない。

「雇ってもらえない」じゃなくて、「私みたいな素晴らしい人を雇わないバカのところにいる必要はない」ってこと。

--本当にそうだと思います!

ナナさん:

自分を社会にあてはめるんじゃなくて、「自分に合った場所」「自分に合った人」を探せばいいの。

すでに出来ているものの中に自分を「当てはめよう」「押し込めよう」とするから、犠牲者になっちゃって、もう先が見えなくなっちゃう。

政治を牛耳っているのは男性社会かもしれない。だけれどもそれを根底から変えていく力が、女性の中にはあるんです。

あるいは女性性の中にある。

そんなパワフルな力を私たちは持って生まれてきているんだ、ということに気付いてほしい。

--どうしたら気付けるでしょうか

ナナさん:

女性には毎月、生理がありますよね。

生理のときにみられる「経血」に対するリスペクトがなくなると、女性としての自尊心というのもが損なわれてしまいます。

今、経血は邪魔なもののように扱われて、ナプキンの中で凝縮させてゴミ箱に捨てられていますよね。

ネイティブ・アメリカンの人たちは昔、経血を干して乾かして、薬として使っていました。

経血は、身体の中で新しい命を育むのと同じくらい、全ての命を育むパワーをもっているんです。

私たち女性というのは、そういうミラクルを毎月自分の身体を通して体験できる素晴らしい存在です。

そのことに気づた時に、女性としての自尊心、パワフルさ、そういうのを認識できるようになってくると思います。

--生理中はネガティブになる女性が多いと思います。「だるいわ〜」って。

ナナさん:

本来はその逆で、生理のときの女性は、すごくパワフルなんです。

生理のときは、スピリットの世界とのベールが薄くなって、感受性がものすごく豊かになる。

だからそのときを尊ぶことで、もっと自分がミラクルでパワフルな存在なんだということに気付けるんじゃないかな。

--ネイティブ・アメリカンの人たちも、生理を神聖なものと捉えていたと聞きました。

ナナさん:

昔のネイティブ・アメリカンの部族のひとたちは、密接に暮らしていました。

今でも、体育会系の部活とかをやって、肉体的に一緒に行動していると、「一緒に生理になる」っていう話がありますよね?

昔の部族の女性たちも、満月の時とか新月のときとか、みんな一斉に生理がきたんです。

生理のときの女性たちは、ムーンロッジという場所に一斉に集まって、互いに髪をゆったり、歌を歌ったり、メッセージをおろしたり、家族や家事からはなれて過ごしたそうです。

生理が終わった人たちは、「グランマ」となって、若い女性たちに女性としての知恵を授けます。

月の巡りがきている女性たちがムーンセレモニーをしている間は、グランマや男性たちが子どもの面倒をみて、食べ物をつくってロッジに持ってきてくれたみたいですよ。

そして部族の人たちは、ムーンロッジで女性たちがおろしてくるメッセージを楽しみにしていたそうです。

--そういった伝統ができたのはやはり母系社会だったからですか?

ナナさん:

そうですね。

女性は命を育む存在として、ものすごく尊ばれていたんです。現在もですが、子どもは、母方の氏族を受け継ぐんです。

男性にとっても、女性の生理という神秘は大切だったようです。

今は「生理中はセックスはしないもの」となっているけど、当時のネイティブ・アメリカンたちの中では、「生理中のまぐわいはすごく神聖なもの」として捉えられていたみたいです。

最近では、生理がきているときの女性には、腫れ物に触るように接する男性が多いですよね。

女性もイライラして「よらないで」という感じになりがち。

でも本当に女性が自分のパワーを理解できたら、女性自身がそういう状態にならないと思います。

本来は「よらないで!」じゃなくて、「私は今、ものすごく神聖なときを迎えているの」と伝えるときなんですよ。

--ナナさんもムーンセレモニーを体験されたのですか?

ナナさん:

セドナへ移住後、ネイティブ・アメリカンの方々と親交もつようになり、ムーンセレモニーの儀式へ参加する機会がありました。

そこでは、女性たちの経血を混ぜたボールをみんなで回して、自分のところに回ってきたらそこで祈りを捧げ、感謝の念を念写し、そのあとは火をくべたり、そばにある木にあげたり。

--何か変化はありましたか?

ナナさん:

女性としての尊さを、「言葉として」じゃなく「体感」できたというのが大きかったです。

やっぱり体験ですよ、体験。

自分の血の中には、女性たちが代々繰り返してきた「永遠の知恵」が入っていて、私たち女性は誰しも女神だということ。

それを自分の目で見て、自分の体で体験して、見た目の美しさとかそういうことではなくて、自分の命が持っている女性としての美しさに気づくことができたんです。

--ムーンセレモニーは一人でもできますか?

ナナさん:

できますよ。

用意するものは「できるだけオーガニックコットンのナプキン」と「かわいいい器(洗面器)」。

「汚い」と思わされてきた経血が、どんなに美しいものか、感じてもらえると思います。

生理に対するネガティブな考えもだんだんなくなっていくはず。

ムーンセレモニーの儀式から得られる知恵というのは、人それぞれ違います。

でも毎月続けていくと、生理が軽くなってきたり生理痛のような症状も出なくなると思います。

どんなに素晴らしい言葉を何万回きくよりも、自分の体験一つの方がよりパワフル!

誰かの素晴らしい言葉に感動したとしても、また自分の生活に帰ってしまうと忘れてしまいますから。

でもムーンセレモニーは、普通に健康であれば毎月もれなくできます。

ムーンセレモニーをやれば、自分がどれだけ素晴らしい存在なのかということがしっかり味わえるはずです。

さいごに。

私たち女性は、生きとし生ける全ての命を育む、ものすごくパワフルなエネルギーをいただいているんです。

それを使える力を私たち女性はもっている、それを知ってほしい。

私たちの命というものは、「母なるガイア」が生み出した奇跡であり愛の体現。

それは、「宇宙」と言ってもいい。つまり、宇宙が見ている夢が私たちなんです。

宇宙は、私たちを作ることで楽しみたいと思っている、いろんなことを体験したいと思っている。

私たち一人一人の体験は、宇宙が見ている夢。

私たちの存在自体が夢、希望なんです。

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