ポテトチップスだけ食べていてもそう言える【ヴィーガンを考える】

〈〈 150年前にドイツ人医師がおどろいた車夫の食生活

きっと今、多くの女性が気になっているヴィーガン。

Windysでは、皆さんと一緒に"考える"ことを目的として、ベジタリアン暦40年・ヴィーガン暦10年の「セドナのナナさん」に、ヴィーガン初心者向けのコラムを連載をしていただくことになりました。

ヴィーガン麻婆豆腐

「健康を崩してヴィーガンをやめました」という方もいますよね。

全てに当てはまるわけではないと思うのですが、そういった方は、植物性のタンパク質をちゃんと取り入れるなど「バランス」を考えていなかった可能性もあります。

極端な話、ポテトチップスとジュースだけの食生活でも「ヴィーガン」と言えますから....。

よく、ベジタリアンやヴィーガンは「カルシウムやタンパク質が摂れていない」と思われがちですが、実は「お肉を食べる人の方が骨粗しょう症になりやすい(※)」という見方もあります。

なぜなら私たちの身体は、お肉を消化する時にカルシウムを消耗するからです。(※)

「お肉」と「豆腐」を比較した時、同じ100gであっても「豆腐」の方がより多くタンパク質を吸収できることになります。

私はもう40年もお肉を食べていないので、匂いだけでも「うっ」となってしまいますし、何よりお肉を食べても身体が喜びません。

「お野菜・穀類・豆類」を食べている時は、「おいし〜〜〜!!私って天才〜!!!」と自分の料理を自画自賛しながら、身体が喜ぶのをしっかり感じているのですが。笑

そしてそれが、すっごい幸せな時間なんです。

日本の食文化には「お豆腐」や「お豆」や「ごま」など、栄養価が高く良質なタンパク質が摂取できる食材が色々そろっていますよね。

ヴィーガンの生活を始めるなら、栄養バランスをしっかり考えながら行うようにしてほしいと思います。

つづく

【注釈まとめ】

※「お肉と骨粗しょう症の関係」

酸性の食べ物を食べると普段より強力な酸が発生して、煤だらけの体になります。さらに酸性物質も過剰に発生します。体内で過剰な酸性物質が発生して中和が追いつかない時、体は生存をかけて死に物狂いになって血液のミネラルバランスを二%の誤差の範囲に保とうとします。 代表的なのは次の二つの方法です。  

一番目は、自分の体の骨を溶かしてミネラルを補給する方法です。骨がスカスカになる骨粗鬆症は酸性の食生活から体が身を守ろうとした結果起こっているのです。  

『完全菜食があなたと地球を救う ヴィーガン(垣本 充/大谷 ゆみこ 著)P68〜』。