40年前、政治亡命者たちに熱帯雨林のはなしを聞いてから。【ヴィーガンを考えるvol.1】

きっと今、多くの女性が気になっているヴィーガン。

Windysでは、皆さんと一緒に"考える"ことを目的として、ベジタリアン暦40年・ヴィーガン暦10年の「セドナのナナさん」に、ヴィーガン初心者向けのコラムを連載をしていただくことになりました

ぜひ、質問や感想、ご意見などなどお寄せください!

「ケールを使ったお惣菜」

ヴィーガンとは、ひとことで言うなら「植物性のものをベースにした生活」のことです。

私は40年前、スウェーデンの美術学校に通っていたのですが、当時、学生アパートや語学学校で出逢った友人の多くが政治亡命者でした。

彼らから、熱帯雨林伐採の問題は、アメリカや日本という超大国に安い肉を卸すための「牧場作り」が原因だと聞き、

「私にできることは何か」と考え抜いた結果、肉食をやめました(そこから徐々に、ヴィーガンへとシフトしていきました)。

これは、私のモットーなのですが、何か情報を持ったらその情報に対する責任があると思っています。

それは、「自分が関わるべきことではない」と判断するかもですですが、関わるべきだと思ったら「どんなアクションを取ろうか」と考えます。

当時20歳だった私は、

「熱帯雨林の問題は、私にはどうしようもない。とりあえず、私はお肉を食べるのをやめよう。」

と決意しました。

だから私は、「健康問題」ではなく「環境問題」のために、ヴィーガンになったタイプ。

当時は「ベジタリアン」という言葉もあまり定着していなかったので、「ヴィーガン」を知っている人はさらに少なかったですよ。

周囲から「なんでお肉をやめたの?」と聞かれた時、私が正直に話すと「なんか責められている気がする、、、」と言われることも多く、次第に理由は言わなくなっていったのですが、

この時代になりやっと、正々堂々、言えるようになりましたね。(笑)

つづく。